今回はにごり湯を持つ宿のご紹介です。
源泉がおなじなら、旅館は違えど同じ湯のはずです。
ですから、温泉単位(例えば十勝川温泉とか)でのご紹介になります。
朝夕が少しづつ肌寒く感じると、温泉に入ってゆっくりしたいな・・・
と思いますね^^
温泉でも透き通った湯ばかりではなくて、白・茶・緑・黒と言った
にごり湯があります。
色が付く理由は
酸化によって色がつくものやある成分が温泉に溶け込んでいて
色がついているものなど様々です。
黒色
さきに十勝川温泉をあげましたが、ここの湯は黒い色をしています。
植物などの有機物が含まれているそうで、全国的にもめずらしい湯なんだ
そうです。植物などの有機物を含む湯のことを「モール湯」と
呼ぶらしいですが、日本でも数少ない湯に浸かりたくて、十勝川温泉には
たくさんの人が訪れているとのことです。
白色
白濁しているのは硫黄が入っていることからこの色が付くようです。
湯治場として知られている温泉には、この白濁湯が多いようです。
写真は奥州三高湯として数えられる高湯温泉です。皮膚病、関節痛などに
効能があると言われています。ここの源泉は加水加温なしで適温のようで
各宿源泉かけ流しだそうです^^
緑色
緑というか黄色がかったようにも見えますが、ここ万座温泉も
硫黄濃度が高い温泉です。上信越高原という立地にも恵まれた温泉で
血圧、動脈硬化に効能があるとされています。酸性硫黄泉は27種もの
泉質があると言われています。万病に効くといわれる所以ですね^^
茶色
写真は有馬温泉です。鉄分と塩分を含んでいるそうです。
有馬温泉は超有名ですが、この茶色の色は金泉と呼ばれています。
銀泉はおなじ有馬温泉でも透明なラジウム泉です。
なお、鉄分は温泉に浸かっても皮膚からの吸収はほとんどないので
飲泉するとよいそうです。
色とりどり
上の写真は宮城県の鳴子温泉です。
ここは少し変わっていて、おなじ温泉地でも季節や時間や場所で
湯の色が変化するのだそうです。
複数の源泉が混ざり合うことで、こういう現象が起こるのだそうです。
ほかにも、栃木県の塩原温泉が温泉の宝石箱と呼ばれており、
乳白色、茶褐色、黒色、黄金色、緑白色、薄墨色、透明と
7種類の温泉がみられるそうです。
温泉が7変化するなんて、すごいですね。
機会があればぜひ行ってみたいものです^^
僕が住んでいる近くにも別府温泉があるのですが、瀬戸内海を
挟んだところにあるので、なかなか行けずじまいです(^_^;)
すこし寒くなると、温泉のぬくもりが恋しくなります。
あなたはどなたとにごり湯に行かれるのでしょうか?
楽しい旅ゆきでありますように^^
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追)温泉の効能について書いている部分は個人の感想です。
万人に共通するものではありませんので、ご了承をお願いします